2016年10月15日土曜日

裏を見せ表を見せて散るもみじ

もみじの季節になりました。
今年5月、滋賀県琵琶湖のほとりの木之本というところへ行きました。
そこには鶏足寺という紅葉の美しいお寺があり、石田三成の母の里でした。
三成が関ヶ原の合戦のあと、関ヶ原から急ぎ戻り、潜んでいた場所です。
そのすぐ近く、余呉小劇場では、宮沢賢治作品中心に、琵琶のコンサートをさせていただきました。
その2週間後、船橋の宮本三百人劇場で良寛と貞心尼の相聞歌を題材にしたお芝居の公演がありました。良寛さんを演じてくださったのは、八王子車人形の西川古柳さんでした。久しぶりに
自分で脚本を書きました。前半にはやはり車人形さんとご一緒にこちらは琵琶で「耳なし芳一」

秋深まり、落ち葉舞う様子をみると、思い出すのです。
「裏を見せ表を見せて散るもみじ」、良寛の最後の句を。
40歳年下の貞心尼と、かわした仏への愛、互いへの想いを伝えた和歌集「蓮の露」を。

そして、今は、源氏物語浮舟と格闘中・・・^^

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