風が吹くと、桜の花のいくつかが笑うように動きます。
もっと風が吹くと、もっと沢山の桜が笑います。
家の近くの日蓮宗のお寺は、荒行で有名な中山法華経寺と2キロほどの距離。
その2キロの距離を隔て、読経の声が聞こえたという名僧の話が残るお寺です。
桜が満開、満々開!
一緒に暮らしていた義理の父はこのお寺の枝垂桜を毎年楽しみにしていました。
96才まで一人で歩いて見に行っていました。
残念ながら今日、枝垂桜はもう葉桜になっていましたが。
家では先日娘がもらってきた小さな桜の鉢植えがやはり満開でした。
花びらが散り五片になる桜 三紀
それは、それは、小さな花びらでした。
どこかに植えようか。
4月30日の、新作「鯉魚」岡本かの子作 は
禅寺の沙弥 昭青年と、その青年を取り巻く人々の話です。
文章は出来た、次は、曲・・。曲は出来た、次は、表現、セリフ。
次は、次は・・。
いつまでたっても完成はない。
でも、それが創作の面白さかもしれませんね。
4月30日 原宿アコスタディオ 12時からと16時半から
田原師匠と6人の弟子の創作琵琶琵琶弾き語り「糸遊び」
で初演予定です。
桜花いのちいっぱい咲くからにいのちをかけて我眺めたり。 岡本かの子